今夜、メランコリックにつき。

アラサーのアンニュイな日常。

絶対絶命都市4 play! 感想。ネタバレあり。

ごきげんよう。おかめです。
ご無沙汰しております。
完全に放置です。

日常はネタに溢れている日々を過ごしているのですが
PS4でゲームができず、無双系もさっぱり手を付けずです。
OROCHIに関しては衣装課金をしたのに、
いつもだいたいノーマルで楽しむ私はその無駄遣いを反省。
OROCHI発売して間もない頃の興奮だと課金も次々してしまうので
PS4から離れていたというのもあるのですが。

まぁ、そんな感じだったんですが
それからというものは、絶体絶命都市4の発売が楽しみで楽しみで!
体験版が面白かったので、即好みの特典の店で予約。
発売日に手元に届き、宅配の兄ちゃんに自慢をし、二日でクリアです。

ってことで、以下、ネタバレありの感想。


絶体絶命都市4、震災や災害をテーマにずっとシリーズであって
私も1からプレイしてきたのですが
4が出るとなってから、かなり年月が経ち
何度も何度も発売延期となり、その間に東日本大震災が起こり
それからも延期などが続き、2018.11.22に発売。
良い夫婦の日です。(関係ない)

で、プレイした感想。
もう、これまでのシリーズは正直、薄らとしか覚えてないんで
前作までの事は何も考えずの感想。

◎主人公◎
主人公は、女/男と選べる。
顔立ち、肌の色、髪型、髪色も数種類から選べる。
選んだら、ストーリー開始。
最初はバスに乗車している所から始まる。
まだこの時は震災が起きる前で、就職活動中の主人公が目的地に向かっている所。
私は『山田愛子』という名前にして(別に意味はない)
就活生らしくない赤い髪色で、出会いを求めにバスに乗っているという設定。

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その直後、大きな地震が起き、一瞬で街が破滅状態に。
ビルが崩壊寸前で人々が慌てている中、
街をさまよったり、ビルに入ってみたり、アイテムをゲットしたりして
先へ進む方法を探していく。
行動していると、大きな地震が起き、建物の下敷きになってゲームオーバーになったり
つまづいて転倒して怪我を負ったりする。
ライフゲージやストレスゲージの他、空腹・喉の渇き・尿意などの欲求があり
それらを満たせないと、ストレスがたまっていく。

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ゲーム開始間もなく、はぐれた先生と生徒をひきあわせ、共に行動する事に。
人助けして生き抜く!がモットーなので、人助けっぽい戦隊服で気合い入れです。
もっと服装についてつっこみとか入れて欲しいけど
そこは完全なスルーなので、それが逆にシュールだったりする。。。笑

ちなみに私の友人は男でプレイ。

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完全な変態。笑

まぁそんな感じで、時にはこうして人と行動をするのですが
行動をしている時にはハプニングも起こり、協力が必要な時も。

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人と変わったり行動をしていく中で
「悪行ポイント」と「善行ポイント」というのがあり
選択肢や行動によりそれらが加算されていく。
良いと思った行動も、実は人を混乱に陥れてしまうものだったり
悪さを企んだつもりが、実は人の役に立ったり。
これは個人的な感想ですが、「あ、この選択でこのポイントか!」とちょっと思った。

新たな場所に到着しては、その場にいる人々と交流をし
そして目的の場に向かう道を探っていく。
どこにいっても破滅状態の街。

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コンビニでお客さんがたまっていたのでレジに立ってみましたが
さすがにお客に怒られてしまいました。笑

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その後、店員さんからのお願いを聞き、
制服を受け取り、再びレジに立つことに。
ここでも、お客に高値で物を売りつけるか、タダでいいというか
お金をレジに入れるか、ポケットに入れるか…と選択肢が。

コンビニで買ったり拾ったりしたアイテムは、アイテム一覧で表示。
自分が背負っているカバンの容量によって入れられる個数も限られている。

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街の中で耳を澄ましていると、
たまに「助けて~」という声が聞こえてきたりする。
助けに行った先で、私は流れてきたデスクに挟まれてしまった。
恐らく本来はここで怪我を負ってダメージを受けたり、ゲームオーバーになるのだろうけど、この時は完全に足が埋まり、身動きが取れない状況に。

f:id:kotorinotsuki:20181126163101j:plain歩く事も、しゃがむ事も、這いつくばっての移動もできず、
「おーい!!!!」と助けを求めるも空しく、救助はなし。
何が正解なのか…これは正しいルートなのか、こういう仕様なのか、なんなのか…
分からないまま5分ほど救助を求める。
これはバグなんだなと理解をし、ゲーム終了、セーブポイントからやり直しだった。

一周目、私は良い人ぶったプレイで、中途半端な優しさを振りまく感じだったので
面白さよりも、真面目にプレイを楽しんだんですが
ゲーム自体はね、すごくこれまでの震災が反映されているなっていう印象だった。
もう以前までのシリーズを忘れてしまったから、以前のものに比べて~とかは
ちょっと言えないんですが。
ただゲームをするだけでなく、ゲームの場面場面で起こる出来事や二次災害、対処などが、読み物として手に入る。
また、阪神大震災などで関わった方々の手記などもある。
私は阪神大震災も経験しているから(子どもだったけど)真剣に読んでしまった。

このゲームを不謹慎だ!と思う方もいらっしゃるとは思うのだけど
震災が起きパニックになり助け合い復興に向かう街や人々の様子、
そこで起こりうる出来事、ストレスや不満なんかが、描かれていて
それをゲームといえども体験して、あぁ、なるほどなぁ…と
気づかされることも多くあったかなと個人的には思いますけどね。

高値で物を売りつけたり、盗みや強姦を繰り返したり、
そういった犯罪が、人々がパニックに陥っている中でひっそりと起こり
悲しみに暮れている人々をさらに崖へ突き落す輩がいたり。

私は、男二人につかまったシーンが一番怖かった。
心臓がバクバクした。
実際ありえる事だと思うし、私も何度も似た場面に遭遇したから
まさかこのゲームでそんなトラウマを掘り起こされるとは思ってなかった(笑)
一気にフラッシュバックした私だから、
私が東日本大震災の被災者なら、このゲームはきついだろうなぁとも思った。

◎悲劇はラストに向かうにつれて…◎
ラストに向かうにつれて、関わって来た人と再会をしたりする。
途中、最初に出会った比嘉先生と女子高生達と何度か会う。
最後に会った時、浩子が一緒にいる絵里達からのイジメに耐え兼ね
飛び降り自殺をしようと崩壊寸前のビルの上にいた。
それを助けるべく、比嘉先生と浩子のもとにむかい、浩子を助けるもビルは崩壊。
比嘉先生が主人公と浩子をかばい、がれきの下敷きに。
懸命にがれきをかき分け発見するも、絶命。

比嘉先生はシリーズにずっと出ていて、私も、あぁ~いたな~なんて薄い記憶で関わってきたのだけど、まさかこんな形でシリーズ常連のキャラクターが亡くなるとは。
さらにショックなのは、その後。
別の町に移り、車屋さんがある町に。
車屋さんで避難生活をしている弥生に会いに行くと、
「お手紙を預かってます」と行き違いで弥生が出て行ったことを知らせた。
手紙を見ると、弥生は空港に向かうチケットをもらいに近所の宝石店に向かうと。
宝石店と言えば、殺人事件を目撃した場所。
宝石店につくと、中からは弥生の声と、いつか主人公と佳苗を襲った二人組っぽい声。
泣き叫ぶ弥生。
おいおい…これはかなりヘビーじゃない?
と思いつつ。
弥生を助ける為に主人公が動くのだけど
おまえ、鍵持ってるんじゃないのかよ!!!!とイラっとした。
もしかして鍵つけかえられたの?
それとも中から開かないようにされてんの?なんなの?!と。
人も呼べないし、女一人で襲われているであろう女の人の元に向かうとか
もう、これ無能でしかないし、最悪被害者増えるだけだし、
なんなら弥生も主人公も殺されて終わるのに。
緊迫した状況の中、例のレストランの裏口を通り宝石店に入る。
ついさっきまでいてたであろう二人組の姿はなく、
そこには暴力を受け、服がボロボロとなり、ぐったりとしている弥生の姿。

うん。
この描写は酷過ぎる…。そして辛すぎる。胸糞悪い。

一番印象に残るシーンかもしれないね。
比嘉先生の死も。
ちょっと強烈すぎるというか。
しかも弥生ってのが、本当になんともいえない。


◎ラスト◎
ラストはすごくネタなんだわ。
ラスト知ったら、このゲームクソゲーだなって思う。笑
ちょっと時間返せって思った。笑
でも、そこに到達するまでは、ほんといいゲームなんだわ。
トラウマえぐられるけどさ。
やや極端ではあるかもしれないけど、よく描かれてると思う。
人の心理とか、行動とか。

エンディングに向かうにあたって、途中、バイクに乗って行先を決める選択肢があって
空港に向かうのか、それとも大きな避難所に向かうのか決められるのだけど
私は、作中に出てくる弥生ちゃんと行動を共にしていたから
弥生ちゃんに「どうしたい?」と聞いたのよ。
そしたら「すぐに帰りたい」という感じの事だったので、空港に向かうトラックが待つ場に向かったわけですよ。
そしてトラックに乗り込み、その後、船に揺られ…ね。
色々あって、爆発し、船から出て、助けに来てくれたヘリに乗ってEDなわけですが
これさ、その色々あって爆発~の部分って、主人公がとった行動なのだけど
もし主人公が、空港じゃなく避難所に行く事を選んでいたら
弥生ちゃん達はどうなってたんだろう??って思った。
弥生ちゃん、災難続きで本当にかわいそうだから、
私的には助かってほしいのだけど、話の流れ的に、どうなんだろうって…。
爆破があったから、怪しい男もあの行動をとれたと思うのよ。
もし爆破がなかったら、皆船を動かしている人達も含め逃げ出してないのでしょ?
だとしたら逃げる機会ってあったのかな?
途中で強行突破でもして助けられてたのかな?
どうしても弥生ちゃんが気になる。
うーん。

避難所EDでは、避難所で起きている役人への不満ぶつけに加わらされ
ついさっき来たばっかりなのに、不満を持つ被災者代表みたいになって
何故か先陣切って庁舎に向かわされる羽目になり、
後ろから続いて皆がうぉーーー!!つって走って来るし
市長探しをさせられたあげく、屋上に辿り着いた頃には暴徒化し市長を追いつめる代表。笑
足を滑らし、気づけば市長の首を手でおさえている主人公。
男性が「あいつ市長を人質にとるきだぞー!」みたいに騒ぎ、
「違うわ!」とか言いつつも、おもっきり市長の首を腕で閉めながら立ち上がる主人公。
なんでその立ち方やねん。
なんでやねん。
おい!!!!なんでやねん!!!!
何のために今まで善行ポインツためてきたねん!!!
おまええぇこのはずやろ!!!!!!
なんでそんな誤解をもろに招く立ち上がり方してるねん!!!!!
ってなるやん。
って、なったんやん。
で、地震がおきて、主人公転落やん。
で、水を2万3万で売りつけてるような奴が手を掴んでくれたけど
その要求額が5万やん。
水を数万で売りつけるやつが、人のこの命を5万って!!!
絶対ないと思うねん。
50万、500万の間違いじゃないん…みたいな。
あのゲームで一番悪行を積んでそうなやつが、人の命を5万で救うはずないわ。
最後までクズやのに、あの場面だけそんな安い額を請求するとは思われへんし。

まぁ、終わり方がどっちもクソ。個人的にはですけど。
クリアがクソなうえにあっさりしすぎてて。
なのにED歌飛ばせなくてイライラする。

◎個人的不満点◎
不満をいうなら、
やっぱりEDがクソだという点と、人とのつながりが割と薄い。
あと、ほんと薄らとある前作までの記憶を引っ張り出すと
なんか、もっと行動に幅が合ったような気がする。
登ったり、降りたり、足元滑らせて転落したり、
迫ってくる水から必死で逃げたりとか、生き抜く感とか必死感と絶望感が強い感じがしたけど、今回はあんまりそういうのはなかったかな~。
登れる場所も決まっているし、行ける場所も決まっている。
決まったコースを決まった方法でクリアしていくっていう感じかな~。

それと、最初の方から出会っていた女子高生と比嘉先生と再会しても反応薄いし
ゲーム開始時に「もし震災が起きたら私ならどうするか」という質問があり
私は「大切な人を何が何でも守る」みたいな選択をしたのだけど
主人公は一人で街に来ているし、出会った人々を何が何でも守るといった行動も
特に選択としてはなかったし。
周囲の人と助け合って生きていく という割には、薄いかな。
唯一守りたいと私が個人的に想った弥生ちゃんですら、
別に守れた感はなかったな。

と言いつつ、今は二週目。
次は、あの状況でお金を稼ぐプレイ。
悪行ためるプレイをします~。
今は病院に向かってます!!!