今夜、メランコリックにつき。

アラサーのアンニュイな日常。

◆ネタバレ◆神秘と恐怖と癒しの海の世界、ABZU

こんにちは。
おかめ です。
久しぶりのゲームレポ。
もう一年程モンハンをメインに楽しんでいるのですが
ちょこちょこと違うゲームもやってみたり。
そんなゲームのレポをお届けしようと思います。

で、今回は『ABZU』

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画像からも分かるとおり、海を探索するゲームなのですが、ご存知でしょうか。
PS3人気ゲーム『風ノ旅ビト』と同クリエータが手がけているということで
ABZUも非常に評価が高いゲームなんです。
このABZU、PSplusの10月フリーゲームとして配信されておりまして
何せ評価がいいのでポチっとしてみたのですが、想像を遥かに超えた面白さ!
ということで是非皆様にもABZUのゲームと世界観を知ってもらいたい!と思い
今回は大量画像しかもネタバレつきでお届けです~!!



まず、最初にお伝えしたように、ざっくりとこのゲームを説明すれば
海を探索するゲーム となります。
カテゴリーでわけるとダイビングアドベンチャーになるらしいです。
その名のとおりって感じです。

はじめに操作や簡単な流れを伝えておきますと、操作はいたって簡単。
多少、操作対象となるキャラとカメラワークの紐付けが難しいですが
慣れてくるとそれもどってことないので、操作の難易度としては低いです。 
難しいテクニックもないですし、戦う・逃げるといったアクションもないです。

泳ぐ!!魚に捕まる!!

ぐらいでしょうか。メインの操作は。
アイテムを拾うといった操作もありますが、少ないです。
感覚的に遊べるゲームですね。

ってことで画像をつけてお伝え~♪
メインキャラは人型のロボットのような子。
この子を使いひたすら海を泳ぎます。
いろんなエリアが存在し、各エリアごとに違う魚が泳いでいるので
それを眺めたり、つかんで一緒に泳いでみたり、探検してみたり。

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ピンクの珊瑚が美しい場所や

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太陽の光が注ぎ、ブルーが美しい場所
泳いでいるイルカに捕まり一緒にジャンプをしたり

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のんびりとした海中ライフを楽しみます。

もちろんゲームはそれだけではなく、しっかりとストーリーも存在します。
このABZUというゲームは、シンプルながらとても奥の深いゲームでして
未知の世界である海中の恐怖心と、ストーリー展開に外せない神秘的な雰囲気、そして流れる音楽や海の音の癒しがとてもいいバランスなんですね。
こんなにキレイな海なのに、先に行くのを躊躇ってしまう恐怖心。
それは深海に行くにつれて、だんだんと強まっていきます。
ただキレイな海を泳ぐだけでなく、ストーリーが進むにつれ、気づけば道の世界である深海に誘われていくのです。

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暗く細い場所を泳ぎ、その先に見えるものは…

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大きなくじら。

進むのを躊躇ってしまうほどに大きなくじらですが
一歩進むと、美しい音楽と共に、ゆったりとくじらと海中を泳げます。

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どうやらくじらの親子のようですね。
ひたすら、深い深い海の底へと向かって泳ぎます。
途中、他の種類のくじらとも遭遇します。

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大きなくじらにただただ、わぁ~~っとなっていると…

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後ろからやってきたさらに大きなくじら。
この流れがこのゲームの見所のひとつかもしれません。
くるくるとくじら達がまわりながら、気がつけば海の深い底へと到着です。

ここから先は、このゲームで一番の難所かもしれません。
今までは道の世界海中や深海の恐怖心が強かったのですが
ここからは別の恐怖心が生まれてきます。

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海中に現れた人工的・機械的な建物。
この建物はなんなのか?どうなってしまうのか?危ないのか?
いろんな予想と想像が掻き立てられます。
流れる音楽からして平和じゃないのは予想がつきますね…。
ここの部分は、実際遊んでみてくださいね♪
(怖くてスクショを撮るために再プレイできなかった!笑)

難所をこえると、ホホジロサメが倒れています。

f:id:kotorinotsuki:20200215125124j:plainこのサメはストーリーを展開するに当たり、重要な存在のサメなのです。
もうこのブログはネタバレなので、おかまいなしに書いてしまいますが
このサメは、最初は恐怖心を煽る存在だったのですが
ストーリーが展開するにつれ、警告・注意を促す存在であり、
主人公を守ってくれた、やさしいサメなのです。
画像のサメは、主人公を守り、命が尽きてしまったサメなのです。

この主人公には、重大な役割があるのでしょう。
命のない海に新たな命を誕生させ、育む感じかしら…と私は思いながら。
海の神様?
このゲームをしたいろんな方が推測をしてますので
それを読んでみるのも面白いかもしれません。

ゲームを進めていくと、神殿の中のような場所に。

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美しい神殿に、降り注ぐ光のカーテン。平和の象徴である白鳩が飛び交う。
ここに主人公が、美しい水を流していきます。
すると、ここは、楽園のような、天国のような、平和そのものといった場所になるのです。

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ゲームの合間合間に、まるで深海のような、宇宙のような不思議な空間に行きます。

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ここで、この主人公の力を使い海を蘇らせるといいますか、解放させるといいますか
なんとも解釈が難しいのですが…

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魂のような、卵のような、不思議な球体に触れ
主人公の体と疎通させることで、新たな命が誕生する感じです。
この画像はすでに最終です。
最後に、命を生み出す…蘇らすのですが、それは亡くなったホホジロザメ
次の瞬間には、蘇った美しい海で、パートナーとなったホホジロザメと気持ちよく泳ぐことができます。

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ボロボロになっていた主人公も、蘇りましたね!
パワーアップしてるように思います!!!

ここからは美しい海を作る最後の仕上げ。
今まで作り上げてきた各エリアの海と生き物達を、ホホジロザメや可愛い魚たちと共にもう再び解き放ちます。
大きなエイや、シャチ、ジンベイザメ、ダイオウイカ…その他たくさんの生き物達が蘇った海で自由に泳ぎまわります。
その最後のエリアはくじらのいるエリアです。

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パートナーのホホジロザメと勢いよく海面に飛び出すと
同時にくじらも大きなジャンプを見せてくれました。
ここにもまた、平和の象徴・白いハトが飛んでいますね~。

正面に見える、逆三角形の建物。
最後はココに入り、ストーリーはラストを迎えます。

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殺風景で人工的な建物。
主人公とホホジロザメ以外の生き物達も海の植物もなく、まるで命を感じませんが
やがてユラユラと海草が波に揺れだし、美しい珊瑚が顔を出します。

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そして生き物達が集まりだし、ここは平和で穏やかで美しい場所となったのです。

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こうしてABZUは終わりです。
エンドロールが流れている間も主人公を自由に操作ができ、
ホホジロザメに捕まって泳いだり、魚たちに触れてみたり、くるくる回転したり…

とにかくこのゲームはとても感覚的であり、自由。
やらなくてはいけないことと、自由さのバランスもよく
自由性は高いけれどしっかりと目的をもって遊べる のです。
戦いはないけれど、緊張感と恐怖心があり
その恐怖心を抱きながら進んだ先に飛び込む景色の美しさに、落ち着き、心が癒される。
ある意味、計算しつくされたゲームにも思います。

特に何をするわけでもないけれど、何かをすれば物語がすすんでいく。


とりあえず一通りクリアをすれば、あとは好きなシーンから再プレイが楽しめます。

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未知の世界、神秘の世界、そして恐怖心。
そこから感じる癒しが、とても心地よく、また遊びたくなる、そんなゲームでした!!

おすすめです!!!


おかめ